近年、木材を使った建築物の需要が増えています。国の政策としても林業の再生や森林保全などのため、木材の利用を促す法律などが施行されています。皆さんも新国立競技場、高輪ゲートウェイ駅など木材を使った公共施設の事例が増えているのをご存知ではないでしょうか?
木材には素材としてのあたたかみや湿度調整機能による快適性など様々な効果がありますが、耐久性に乏しく、火や害虫に弱いというデメリットもあります。
そんな木材のデメリットを解消する機能を持つ国産の高機能木部塗料が「木守り専科」です。「木守り専科」は岩手県の塗料メーカーの商品で植物油と顔料を主成分とした自然塗料「U–OIL」をベースとした高機能でかつナチュラルの木部塗料です。66色のカラーバリエーション全てが受注生産なので、必要な分だけ製造し、無駄な在庫を持たないとってもエコなシムテムをとっています。
もくじ
日本初!塗るだけで木の炎焼を防ぐ、防炎効果が期待できる「FIRE Protect」
「FIRE Protect」は植物油をベースにホウ酸系防炎成分を配合し、塗るだけで防炎効果が期待できる木部塗料です。木に塗るだけで身の回りの防炎カーテン、カーペット同等の防炎効果が期待できます。この塗料の大きな特⻑は木の延焼を防ぐこと。日本防炎協会で定めている消防法における「防炎」を塗るだけで実現した塗料です。(※建築の構造で適用される「防火材」とは別ですが、防炎の役割は、火災の際に避難経路を確保する役割があります)
パーテーション間仕切りや、保育施設等の3階以上での建具に活用できるものとなっており、66色から選択可能な意匠性と、防炎という切り口を実現した日本初の防炎自然塗料です。
屋外で最長約8年!色落ちしにくい高い耐候性と、木材保護性能を持つ「WEATHER Protect」
植物油をベースに高耐候成分(フッ素系樹脂+高UVカット剤)を配合、色落ちしにくい高耐候木部塗料。「①防蟻防虫、②防腐、③防カビ」の木材保護性能も備えたJASS18 M307 木材保護塗料(WPステイン)規格適合品です。
「WEATHER Protect」は、木と相性の悪いフッ素を、独自のブレンドによって木部への塗装を可能にした塗料です。アクリル、シリコン、ウレタン等の塗料は数多く存在する中で、フッ素は耐候性が最高値のものとなっています。元々金属や鉄部に使用するものであったフッ素を、これまでになかった木部への塗装を可能にしたことによって、屋外で最⻑8年の耐候性を実現することが可能になりました。
塗り替えが行いにくい物件で最適な塗料です。塗り替えの期間を⻑くすることで、ライフサイクルコストの削減にも役立ちます。
デメリットと注意点
FIRE Protect
「塗るだけで防火になるの?」
防火は国交省が定める建築基準法の構造体に係る仕様で、FIRE Protectは消防法の防炎です。事前に仕様をご確認しておく要があります。ご注意ください。
「使用する時の注意点は?」
ホウ酸系を成分としているため、塗りすぎ、ドブ浸けのやりすぎで、「白華現象」が起きる場合があります。白華現象とは、表面が白くなってしまう、白い小さい粒状のものが浮き出てくる等の現象を指します。ホウ酸は水分と結合する性質を持っているため、厚塗りをした場合は湿気に要注意です。
WEATHER Protect
「どの色も色落ちしない?」
最⻑8年はカラーの場合です。クリアは3年前後と耐候性が多く異なります。弊社塗料の耐候性における一番の鍵は、やはり顔料です。顔料が他社よりも多く配合している+フッ素・高UVカットで耐候性を大きく挙げているため、顔料が入っていないクリア系は必然的に耐候性が落ちてしまいます。
安心安全に使えるプロユースの塗料として
「木守り専科」は「防炎・耐候」等の優れた機能を自然塗料で実現できた日本初の塗料です。木材の良さを引き立てて、機能性や安全性を重視する建築物に適した塗料と言えます。また、自然塗料としては圧倒的に豊富な全66色の用意があり、意匠性の面でも活躍の場が広がります。
公共機関や大型施設等で長く、安心して使える塗料としておすすめできる製品です。詳しくは下記のHPよりお問い合わせください。