近年、日本各地では地震や台風、洪水などの災害が多々発生し、水、電気といったライフラインの停止や、避難所や仮設住宅での不便な生活を強いられることが増えています。プライバシーや安全、衛生面などの問題の中、今回は「トイレ」の悩みをエコに解決するアイテムをご紹介します。
株式会社 島田小割製材所の「非常用おがくずトイレ」
おがくずの特長は、強い吸収力、消臭力、抗菌力です。トイレ使用の際におがくずをかけると、この特徴が発揮され衛生面で大きな働きをしてくれます。
「非常用おがくずトイレ」はトイレットペーパーやビニール袋なども入った簡易キットとなっていて便利そう。そこで、弊社でも購入してみましたので、写真も一緒にご紹介していきます。
「非常用おがくずトイレ」の使い方
1.便器や段ボールなどの容器にビニール袋を設置し、おがくず500mlを入れる。
2.その上に排尿、排便を行い、終わったら上からおがくずをかける。繰り返し使用する。
3.ビニール袋が一杯になったら、一緒に入っている使用済み紙おむつ回収袋に入れて捨てる。
使用方法はこれだけです。実にシンプルですね。
メリットとデメリット
メリット
・使用方法が簡単なので、年齢関係なく使用できる。
・使用後は可燃ゴミとして出せる。
・使用期限もなく、安心して長期備蓄ができる。
・100%天然素材で人にも環境にも安心。
デメリット
・備蓄する際に、他の簡易トイレセットと比べると保管スペースが必要。
・使用期限はないが、保管場所は湿気が少ない場所がよいかも。
まとめ
国土交通省によると、災害時に仮設トイレが設置されるようになるまでの日数は、過去の災害の際には、3日以内 34%、4日〜7日が17%と厳しい状況が見えてきます。非常時の備えとして、水や食料はすぐに浮かびますが、トイレを我慢するような状況下になると、人は水や食事を制限するようになり、健康被害を及ぼします。
健康に過ごすために、不安なく清潔に使用できる簡易用トイレを備蓄しておくことは、非常時を乗り切る為に、とても簡単で賢い選択の一つだと言えそうですね。
おまけ
余談ですが、試しに筆者の家猫のトレイ後に、おがくずをかけてみました。夏の暑い日は匂いが残りがちですが、用を足したのを見計らってササっとかけてみ他ところ、、、びっくりです!いつものツンとする匂いはなく、おがくずが水分を吸ってくれるので片付けも楽に済みました!
体にやさしい天然のものを利用して、不便なものが解消され、心もスッキリ!