施工上のご注意
乾式/左官仕上げ化粧板 左官仕上アートパネル®について
【パネル製品は仕上げ済みのデリケートな製品です。運搬時、保管時、施工の際は丁寧にお取り扱いください】
■ご購入後(納品後)1週間以内にご使用(施工)してください。
(不適切な保管状況が続くと製品に大きな反りが発生する恐れがあります。)
■切断加工の際は丁寧に加工してください。(乱暴に扱うと欠けの原因となります)
■直射日光の当たる場所の使用は変色・変形が生じる可能性がありますので避けてください。
■屋外や、直接水のかかる場所では使用できません。
●保管について・・左官仕上アートパネルの仕上げ面は吸水率が高い製品です。
1) 仮置き等・保管の場合は湿気の少ない、乾燥した清潔な場所に保管してください。
2) 仮置き等・保管の場合は平らな場所に平積みしてください。立てかけや、凸凹な面での平積みは反りや思わぬ破損の原因となります。
施工について
《仕上げ面の強度=加工性能と施工性能》・・表面強度の特性からパネルとしての出荷が可能となりました。
従来の天然素材の塗り壁(左官材)では実現しなかった建材(パネル)です。
湿式工法の左官壁をお手軽な乾式工法の仕上げ材として弊社工場で仕上げた化粧パネルとして出荷します。
●加工性能
「丸のこ」や「ジグソー」などの手持ちの切断機で現場での切断・穴開けなどの加工ができます。
●施工性能
釘・エアーフィニッシュ・等での取り付けが可能です。(打ち込んでも表面にヒビや割れが出ません。
従来の左官仕上げのように養生期間の必要が無いので天候に左右されることなく工期を短縮できます。
また、左官職人の手配や技術に左右されることなく、短期間で安定した仕上げ壁が実現します。
- デザインにより必要枚数を決定します。端部の調整用も考慮して数量を拾い出しましょう。
- あらかじめ、施工する面に合わせて仮並べを行い墨出しを行います。
- なるべく中央から貼り始め、両隅で必要に応じパネルをカットして調整します。
- 接着剤・両面テープ等を併用し施工します。
※ピンタッカーでの固定を推奨します。
必要に応じ、巾木等見切り材をご使用ください。(現場調達品)
色・柄のバランスと納まりを確認しましたら、施工します。美しく仕上げるため、接着剤のみの施工をお薦めします。
〈現地調達品〉
・接着剤:ゴム系または酢ビ系
・釘:接着剤のみの場合=仮釘
・接着剤と釘を併用する場合=釘頭が目立ちにくい、かくし釘やカラーネイルをご使用ください。
〈推奨品〉
両面テープと接着剤を併用する場合
●ボンドKU910 ●ボンドTMテープW1-20 または同等品をご使用ください。
フィニッシュネールと接着剤を併用する場合
●ボンドPX2000 ●各種フィニッシュネール または同等品をご使用ください。
フィニッシュネールと酢ビ系接着剤を併用する場合
●ボンド木工用速乾またはボンドNEWCH18 ●各種フィニッシュネール または同等品をご使用ください。
※両面テープやフィニッシュネールの他、仮止め釘もご使用頂けます。

《仕上げ面の風合い》・・弊社工場で職人が仕上げた手仕事による優しい製品です。
※本製品は機会による大量生産ではありません。「コテ塗りのむら」「櫛引きの風合」「スサの風合い」など一品ごとに職人により仕上げ面の表情にバラツキがありますが「製品の風合い=特性」としてご了解の上ご採用ください。
※土壁等と同様に自然由来の素材による仕上げ材の為、色むらなどが発生します。また、設置場所の環境や条件(室温・湿気・日照)などにより白化・粉吹き・シミ等が発生する場合がありますが自然由来の素材による「製品の風合い=特性」としてご了解の上、ご採用ください。
※製品の反りについて
製品の種類(特に洗い出しタイプ)によっては若干の反りがあります。若干の反りにつきましては製品の特性とご理解の上、ご使用ください。反りが起きていた場合は凹凸のない平らな場所に平積みして時間を置くと反りが納まる場合があります。
※立てかけ禁止!左官仕上げ製品は反りが起きやすい製品です。立てかけての仮置き、保管は絶対しないでください。
ウェブ上の画像及びお取り寄せのカットサンプルは出荷製品と色合い・風合いなどが違います。
また、混入しているスサなどがこぼれる場合がございます。上記了解(施主様へご説明)の上、ご採用くださいますようお願いいたします。
使用上の注意とメンテナンス
■日頃のメンテナンスは丁寧に行ってください。
■ホコリは乾いた布で叩くか掃除機などで吸引してください。
■目立つ汚れ等は水分を含ませ固く絞った柔らかい布等で拭き取ってください。
※シンナーなど溶剤での拭き取りは厳禁です
「左官仕上アートパネル」は水に弱い訳ではありませんが、吸水率が高い製品です。丁寧にお手入れして下さい。